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"Perfume 2011年 第1弾SINGLE"

お待たせしました!!
"Perfume 2011年 第1弾SINGLE"のリリースが4/20(水)に決定しました!!

2011/04/20(水) Release!!

[初回限定盤] (CD+DVD) TKCA-73650 ¥1,500 (tax in)
[通常盤] (CDのみ) TKCA-73655 ¥1,000 (tax in)

【店頭予約者特典】
■予約特典の為、数に限りが御座いますので詳細は各CDショップにお問い合わせ下さい。
■特典の詳細は後日発表させて頂きます。
 
 ※その他情報は決定次第発表させて頂きます。

(誤解してるむきもあるようですが、シングルやアルバムのリリースプランは何も中田ヤスタカが一人で決めてる訳じゃないんですよ。あくまでも「サウンド」プロデューサーなので)

「Butterfly」



 男は乾ききっていた。
 赤茶けた大地はどこまでも広がり、砂埃を巻き上げている。
 無慈悲な太陽が頭上から照りつけまるで巨大なオーブンの中のようだった。
 舌は口の中でボロ雑巾と化し、膨れ上がっていた。

 脚を引きずりながら、砂漠地帯を歩く男。
 小高い岩場が続き、残り少ない体力を搾り取られる。
 路傍の草を歯噛んだり、石ころをしゃぶったりするのも、もう限界だった。
 乾いた眼球を、砂が洗った。

 ついに、大きな岩の陰にある日影に逃げ込んだ。
 もう一歩も歩けなかった。
 こんなところで俺は死ぬのか。こんな遠くの、どことも知れぬ場所で。
 男は何の感慨もわかなかった。

 いつか、眠り込んでしまっていた。
 あたりは真っ赤だった。夕暮れ。
 軋む体を起こし、今目の前に現れた奇妙なものを、見定めようとした。
 それは大きな蝶だった。 

 蝶は、ひらひらと舞い、男を誘っていた。
 もう、住処に帰ろうとしているらしい。
 そこにはきっと水があるのではないか。少なくとも植物はありそうだ。
 男は、憑かれたように立ち上がった。

 美しい蝶は、羽を広げて遊よくしていた。
 その後を、男が歩いていく。
 やがて蝶の行く手に大きな森が現れそこから湿気を含んだ風が吹いてきた。
 こんな不思議なオアシスは、見たことがなかった。

 森の中へ分け入ると、時が止まった。
 今が昼なのか夜なのかも分からなくなった。
 下草を分けて男は歩み続け、葉の陰に消えては現れる蝶を追っていった。
 水音が聞こえたような気がした。

 森が開け、小さな湖沼が現れた。
 そこには、無数の蝶たちが、舞い狂っていた。
 男は、物も言えずに水辺に倒れこみ、口をつけて澄んだ水を飲み続けた。
 水は冷たく、甘かった。

 喉を潤した後、しばらく眠った。
 目が覚めたら、今度は空腹に襲われた。
 しかし到底、わずかな手持ちの非常食は、喉を通りそうもなかった。
 男は、赤とオレンジに彩られた木の実を見つけた。

 森の中を歩いて行く男。
 いつしか夜は明けていたらしい。
 蝶がまた現れた。男は後をついて行った。自分でも理由はわからない。
 前方が明るくなってきた。

 不意に広々とした場所に出た。
 森を抜けたらしい。草原が拡がっていた。
 砂漠地帯から抜け出たのだろうか……いや、そんなはずはない。
 空は穏やかに、青々と晴れ渡っていた。

 そこへ信じがたいことが起こった。
 子供の拳ほどの雹が降ってきたのだ。
 慌てて、森へと駆け戻る男。木陰に逃げこんで、振り返った。
 雹の白と空の青の間に美しい虹が。

 ここは極楽だろうか。
 なんて、なんて美しいんだ。
 罪から逃げるように、己から逃げるようにしてやってきた、この辺境の地。
 その果てに、彩光無限の光景が待っていようとは。


 


 男の身体に蝶が停まり、羽をひらひらと動かしていた。
 長い長い眠りから、未だ醒めることなく。
 男は植物と呼ばれ、白い布にくるまれていた。
 身体から無数の管が伸び、電極が張り付いている。
 罪人であっても、法が死を命ぜぬ限り、男は生かされていた。
 生の世界と切り離されたまま。
 男がどんな夢を見ているか、誰にもわかるはずはなかった。
 どこからか入ってきた、見慣れぬ大きな蝶は、ふっと男の身体を離れ、どこかへ飛んでいってしまった。












今日のごはん


【今日の体重】

-1㎏


【食事】
・朝:お味噌汁
   ごはん一膳

・昼:お好み焼き
   お味噌汁

・おやつ:りんご半分

・夜:けんちん汁



【運動】

ウォーキング×1時間





「TAKE ME TAKE ME」

 俺はいつも身軽な生活を心掛けている。
 だから荷造りは素早く終わった。
 表に止めたレンタカーのミニバンには、家財道具一式が詰め込まれ、後はこのバッグだけだ。だから、俺はそれを手に、最後に部屋の中を見回して、ウィークリーマンションの部屋を出た。
 ドアの鍵を閉めた。と、その手をつかむ者がいた。
 俺は驚愕し、固まってしまった。マズい、見つかったか?

 俺が驚いたのには理由がある。つまり、俺の仕事が仕事だからだ。
 俺は結婚詐欺師だ。これでもプロのつもりだ。
 世の中には、結婚願望が強く、なのに寂しい生活を送っている女性がたくさんいる。
 俺は彼女たちに、夢を売っているのだ。
 彼女が思い描く結婚相手になりきり、しかも理想像とは少しだけずらして見せ(ここがコツだ)、現実感を醸しだす。そう、本当に百%理想通りになんて出来っこないし、出来たとしたらむしろ相手は引いてしまうだろう。怪しく見えてしまうからだ。
 彼女たちは、自分の欲求や希望を満たしたって、それだけでは満足しやしない。
 「自分が相手の役に立っている。二人は支えあっている。この人のそばにいられるのはあたしだけだ」……この気持こそが、彼女らを、どんなエステよりも美しく輝かせるのだった。
 そして、彼女は心を、俺は財布を満たして、夢は醒める。
 彼女は、少しばかり預金残高は減ったかも知れないが、魅力はむしろ倍増した。しかもちょっとばかり傷心だ。すぐにも誠実なイイ男に巡り会えるはずだ。と、思う。知らないけど。

 そして今日も、夢の結婚相手役を降板し、仮の住まいから消え失せようとしているところだった。ミチコに見つかったら、ちょっと面倒臭いことになる。
 と、思ってるところへ、いきなり手首を掴まれたのである。悲鳴をあげなかったのを褒めてもらいたい。
 俺はゆっくりと振り向いた。そこには女が立っていた。だが、記憶を探るまでもなく、その女は、俺の過去の取引相手の誰とも違っていた。
 目の覚めるような美少女だったのだ。モデル的な感じの細いスタイル、長い手足、前髪を目の上で切りそろえた漆黒のロングストレートヘア。
 俺を必要とするような女性たちとは、こう言っちゃなんだがまるでタイプが違う。
「すいません、ちょっとお願いがあります」その女は、息を切らしながら言った。「乱暴な男に追いかけられているんです。かくまってくれませんか」
「え? 彼氏かなんか?」いいから手を離してくれ。
「そうなんです、今日はまた何かキメてきたみたいで、訳が分からなくなってて、怖いんです」ペコペコ頭を下げながら、「あの、部屋に入れてもらえませんか」
 参ったな。「いや、僕は今この部屋を出て、他に引っ越すところなんですよ」掴まれた手を振りほどきながら俺は言った。「警察に行ったらどうです?」
「あ、警察ですか。でも、あいつ、今度捕まったら実刑食らうって。えとあの、一緒に行ってもらえますか?」混乱しきった口調だった。
 警察。それはまずい。俺が。……仕方ない。喧嘩沙汰は苦手だし。
「じゃあ、僕の車で、逃げますか?」ついに口走ってしまった。われながら、フェミニストすぎる。

 夜の街を走りながら、女に行先を尋ねたが、特に思い当たる場所はないようだった。
 考えさせておいて、俺は自分の仕事を続けた。
 まず、目立たないところにあるコンテナ式の貸し倉庫へ。そこには、衣装や装飾品、その他なんでも詰め込んでいた。自分で買った物、女性に頂いた物が、きちんと整理されておいてある。
 車の中の、とりあえずいらないものを下ろして収納し、今回の役の衣装も、クリーニング屋から帰ってきた状態のまま、全部しまった。
 いま着ている服を脱いでランドリーバッグに入れ、新たに引っ張り出したスーツを身につけた。いくつか着替えを出してトランクに詰め、倉庫の鍵を掛けた。
 女はじっと助手席に座って待っていた。
 服を着替えて戻ってきた俺を見ても、何も言わなかった。

 さて、どうしようか。
 流れる水銀灯。アーク灯。揺れるテールランプ。
 闇の中を走りながら、俺は考えていた。
 とにかく、何も言ってくれないんじゃどうしようもない。
 と、女がそっと俺の方に頭をもたせかけてきた。
 ……たまには、俺が夢を見させてもらうか。

 自腹を切る時には、俺は見栄をはらない主義だ。
 俺は車を、郊外のラブホに突っ込んだ。
 女は、俺の手をぎゅっと握ってきた。

 部屋にあがり、女にシャワーを勧めた。
「いえ、私は後で……」そう女がつぶやいた。
 遠慮無く、先に入らせてもらうことにした。信用しないわけではないが、車のキーと財布、携帯は、洗面台の下の、ゴミ箱の中にあるビニール袋にくるんで浴室へ持って入った。これは一種の職業病である。

 俺は心地よいシャワーを浴びながら、疑念を感じていた。だってそうではないか。確か、彼女は危ない彼氏から逃げるためについてきたはずだ。なのに、なぜ、俺と寝ようとするのか。一宿一飯のオンギか?
 なにか裏があるに違いない、と思った。ああ、欲望にまかせて押し倒さなくてよかった。
 美人局か、あるいはなにか交換条件でも出すつもりか。
 まあいい。いざとなれば逃げるとしよう。
 暑苦しかったがとりあえず最低限の服を身につけて、更衣室兼洗面所を出た。
 そこに、大勢の女性たちがいた。
「え?」
 ドアの脇にいた、あの嘘つき女が、俺に体当りしてなにか熱いものを押し付けた。
 スタンガン。
 

 目が覚めたら、そこは地獄だった。
 ミチコをはじめ、ケイ、メグ、ユキ、アイ、ユカリ、モエ、その他大勢。俺のかつての顧客たちが、一同に会していた。
 あの、長い髪の女は、なんだったんだ。俺は目で探した。
「ああ、あの人は、お仕置きやさんなの」ミチコが言った。「探偵事務所の人でね、あんたみたいな女の敵をやっつける手助けをしてくれたのね。ここにいるみんなを探して集めてくれたのもあの人」
 アイが言葉を継いだ。「あんた、あんなところに倉庫借りてたんだ。あたしらからだまし取ったもの、全部あそこにあるんでしょう。鍵貰ってくからね、覚悟して」
「どうするつもりだ」
「さあ、どうしようかなあ。夜はまだこれからだし、ゆっくりお仕置きを考えるよ」ケイが薄ら笑いを浮かべて言った。
 俺は、必死で首を回した。体がしびれてまだ動かない。
 モエがロープをしごきながらやってきた。
 その向こうに、長い髪の女がいた。立ち去ろうとしていた。
「待ってくれ!」俺はかすれた声で叫んだ。「俺を、俺を連れていってくれ!」



のっちのたくらみ

TVブロスで、のっちがあ~ちゃんにナニカを勧めようとしておるぞ。

ここはあ~ちゃん推しの皆さんは、のっちの目論見を阻止すべきじゃないかね?

どうかね? 諸君。





 
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髭熊船長

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